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Sustainability
Social Contribution
社会への貢献
1.社会貢献活動に関する考え方
当社は、サステナビリティ基本方針(社会:Social)の中で「まちづくりを通じた地域の活性化に貢献するとともに、地域のコミュニティ創生を推進し新しい未来を創造する」「少子高齢化を始めとする医療、福祉などの社会課題に対する貢献を果たし、地域の安全で快適な暮らしを支えていく」ことを掲げています。
社会貢献活動においても、まちづくりによる「地域活性化」と「食農」「医療・福祉」に関する社会課題に寄与することを重点的に取り組むべき分野と考えており、それらに関連する事業を展開していくことで地域における様々な課題の解決に貢献し、社会とともに成長していくこと目指しています。
当社事業と関連する主な社会貢献分野
「食農」を通した社会課題への貢献
また、SHONAIグループと業務提携をすることで、日本全国に「農」をコンセプトとしたホテルを展開し、観光と農業を柱とした活力あるまちづくりに取り組むことによって「食農」を通した地域の活性化に貢献することを目指しています。
地域に根差したまちづくりによる「地域活性化」
2.社会課題解決への取組
(1)完全人工光型植物工場の建設・運営に向けた取組
食の「安心・安全」に対する消費者ニーズの高まりや、少子高齢化による農業従事者の減少、異常気象の頻発による不安定な食糧供給といった社会課題の解決に向け、栽培環境の管理・制御により安定的に農作物を生産できる植物工場への期待が高まっています。
中部電力と当社が出資する合同会社TSUNAGU Community Farm(以下「TCF」といいます。)が建設した「テクノファーム袋井」は、世界最大となる1日10トンのレタスを生産できる完全人工光型の自動化植物工場になります。2024年2月の初出荷以降、当社は、TCFを通じて、食や農業分野の課題を解決するとともに、クリーンエネルギーの積極的な利用や栽培過程におけるCO2の有効活用など、脱炭素化に向けた取組を進めていくことで、持続可能で暮らしやすい社会の実現とSDGsにも貢献しています。
(2)地方都市の課題を希望に変えるまちづくりグループ「SHONAIグループ」との連携
当社は、山形県庄内地域において田園風景等が魅力のホテル「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」を運営している、SHONAIグループの株式会社LOCAL RESORTS(本社:山形県鶴岡市)と業務提携契約を締結しています。また、ロボット開発や有機米の生産・流通サポートなどにより全国の農業従事者の生産性向上・収益改善に貢献する、同グループの株式会社NEWGREEN(本社:東京都小金井市)に出資しています。
両社をはじめとするSHONAIグループと連携して、日本全国に『農』をコンセプトとしたホテル「(仮称)SUIDEN RESORT」を展開し、豊かな自然や農業の営み、地産地消の食材など地域の観光資源を磨き・守り・育て、観光と農業を柱に、地方への誘客促進、農業支援、新規雇用の創出など魅力あるまちづくりに貢献していきます。

(3)コルディアーレ農園における障がい者雇用の取組
地方部での障がい者雇用機会の創出のため、当社で雇用した地方在住の障がい者の一部社員は、株式会社JSHが運営管理を行う屋内型農園にて就労し、水耕栽培を中心とした業務に取り組んでおり、農産物の安定供給に貢献しています。
DE&Iへの取組(4)認知症サポート事業
当社グループで運営している商業施設「tonarie清和台」において、地域の方々のコミュニティ形成の一助として、また、高齢者の方々の支援の一環として認知症サポート事業を推進し、兵庫県阪神北県民局より認知症サポート商店街の認定を受けました。
認知症サポート事業をソフト面でのバリアフリーとしても位置付け、他の商業施設においても同様の活動を広げています。
認知症サポーター養成講座
受講いただくことで、従業員の接客意識や、地域参加意識が向上して良い効果に繋がっています。
(5)寄付の実施
- 日本赤十字社
- 杉山特任教授研究助成金
- 「癌免疫学」寄附講座
- 京都大学「iPS細胞研究基金」
- 国土緑化推進機構「緑の募金」
3.地域社会の活性化
(2)プロサッカーチーム「FC琉球」を運営する琉球フットボールクラブ株式会社への出資
当社は、2021年4月にプロサッカーチーム「FC琉球」を運営する琉球フットボールクラブ株式会社(沖縄県沖縄市 代表取締役社長 柳澤 大輔、以下「琉球FC」といいます)に出資しました。2021年4月に出資いたしました。琉球FCが運営し、沖縄県を拠点に活動するJリーグ加盟のプロサッカーチーム「FC琉球」は、創設15年目の2018年にJ3優勝、2019年にはJ2への昇格を果たし、ホームスタジアムでの30試合連続無敗記録を樹立するなど、今後のさらなる活躍が期待されるチームです。
琉球FCは、「沖縄とともに、強くなる。」を経営理念にFC琉球の運営を行っております。また、沖縄県が計画する2万人が収容できサッカー・ラグビー等のスポーツやイベントなど多目的に利用できるJリーグ規格の新スタジアム建設の実現に向け積極的な推進活動をするほか、「ゆいまーるActivity」として、各パートナー企業とともに沖縄県内の小学校訪問やあいさつ運動、沖縄の自然を守るための様々な活動を行うなど、沖縄県に密着した地域活性化のための活動を積極的に展開しています。
今般の出資により、当社の沖縄における事業機会創出の橋頭堡とするとともに、琉球FCの沖縄県に密着した地域活性化活動を支援することにより、スポーツ振興を通して地域社会に貢献していきます。

(3)地域イベントへの積極的参加
「Fビレッジハーフマラソン2025」への協賛
当社は、北海道北広島市および北広島市教育委員会が主催する「Fビレッジハーフマラソン2025」に協賛しています。当イベントは、当社がネーミングライツ(命名権)を取得している北海道日本ハムファイターズの球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」をスタート・ゴール地点としており、当社がまちづくりを展開している「北海道ボールパークFビレッジ」をメインコースとして開催されるマラソンイベントになります。当社のランニング部員を中心に有志の社員がイベントに参加しています。

「SANTA PARADE OSAKA」への協賛
当社は、サンタパレード実行委員会が主催し、大阪府大阪市にて開催されているチャリティイベント「SANTA PARADE OSAKA」に協賛しています。当イベントでは、サンタクロースの衣装を着て楽しくランニングやウォーキングをすることで、その参加費の一部が、病気と闘う子どもたちにクリスマスプレゼントを贈る取組や貧困が原因で満足な医療を受けることができない子どもたちの医療支援に役立てられます。また、当イベントについても、当社のランニング部員を中心に有志の社員が参加しています。


(4)地方創生応援税制の活用及び寄附の実施
- 北海道北広島市 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)
- 大阪府 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)
- 福岡県 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)
- 大阪府 大阪北部地震義援金
- 大阪市 「こども本の森 中之島」基金