サステナブルファイナンス

当社は、サステナビリティ基本方針に基づき、環境に最大限配慮した不動産開発や企業活動の推進、まちづくりを通じた地域の活性化への貢献に取り組んでいます。サステナブルファイナンスを活用し、持続可能な社会の実現へ寄与するとともに、資金調達の多様化を図ってまいります。

1.ソーシャルローンによる資金調達:マスターズヴェラス北海道ボールパーク

当社は、株式会社北洋銀行とソーシャルローン契約を締結し、38億円を調達いたしました。ソーシャルローンとは、資金使途を医療・福祉・教育などの社会課題の解決に資する事業に限定したローンです。

本件による資金調達は、北海道ボールパークFビレッジ内に開発した、メディカルモール「Fビレッジメディカルスクエア」併設のアクティブシニア向けレジデンス「マスターズヴェラス北海道ボールパーク」における開発資金のリファイナンスに充当されます。また、本ローンは、第三者評価機関である株式会社日本格付研究所から、ソーシャルローン原則に定められた要件への適合性について、最上位評価である「Social 1」のセカンドオピニオンを取得しております。

マスターズヴェラス北海道ボールパーク
F ビレッジメディカルスクエア
契約締結日 2024年7月31日
貸付人 北洋銀行
借入金額 3,800百万円
借入期間 10年間
資金使途 「マスターズヴェラス北海道ボールパーク」における開発資金のリファイナンス

2. 株式会社三井住友銀行提供「ESG/SDGs評価融資」による資金調達

当社は、株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所が作成した「ESG/SDGs」に関する評価において、「良好なESG・SDGsの取組と情報開示を実施している」とする7ランク中の上位3番目に相当する総合評価ランク「A*」を獲得しました。これを受け、2020年3月27日に用地取得した「藤白台5丁目プロジェクト」におけるプロジェクト資金として、三井住友銀行をアレンジャーとするシンジケートローンのうち、「ESG/SDGs評価融資」により30億円を調達いたしました。

当社に対するESG/SDGs評価結果では、「事業活動における環境負荷低減の取組」、「ローカル・グローバルコミュニティへの配慮」、「CSRマネジメント」が非常に高い水準であると判断されました。また、企業経営において良好なESG側面の取組を実施しており、事業を通じたSDGs達成への貢献意欲も高いと評価されています。

ESG側面の取組による評価
  1. 環境マネジメントシステムを導入し、自社及びマンションや商業施設における環境負荷低減に取り組んでいる点
  2. 従業員の発案を活かし、地域密着型の商業施設における介護人材の育成や、外国人材の国内へのスムーズな受け入れに事業として取り組んでいる点
  3. 社長室直属のESG推進グループを設置し、グループ・部門横断型のメンバーによって経営戦略の実現に向けたESGの行動計画を策定、中期経営計画に織り込んでいる点

上記に加え、事業を通じてSDGsが示す「目標11 住み続けられるまちづくりを」、「目標8 働きがいも経済成長も」の達成に向けた意欲もあるとの評価を受けております。

ご参考

「ESG/SDGs評価融資」は、三井住友銀行と株式会社日本総合研究所(代表取締役社長 谷崎 勝教)が作成した独自の評価基準に基づき、企業のESG側面の取組や情報開示、SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献を評価する融資商品です。取組や情報開示の適切性に関する現状分析、今後の課題、課題への取組事例などがフィードバックされます。

契約締結日 2020年3月24日
アレンジャー 三井住友銀行
エージェント 三井住友銀行
組成金額 5,248百万円
貸出人 三井住友銀行 他1行
借入期間 トランシェA:6年2か月
トランシェB:3年7か月
資金使途 「藤白台5丁目プロジェクト」におけるプロジェクト資金