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経営情報MANAGEMENT INFORMATION
当面の課題
企業を取り巻く経営環境は、円安の進行、物価・金利の上昇等、今後の経済動向を大きく左右する事象が発生しております。また、地球温暖化、少子高齢化、人口の減少、ジェンダー問題、格差問題、地政学的リスク等様々な社会 課題や、あらゆる分野におけるDX、激化する産業の境界を超えた競争等に対応することが急務になっていることに加え、顧客消費行動や価値観は常に早いスピードで変化し続けており、企業の持続的成長のためには、事業活動を通じたお客様や社会へ真の価値提供が常に求められる事業環境にあります。当社グループが、このように急激な多様化、変革が続く環境に対応し、社会貢献を通じた持続的成長を実現するためには、これまでの前例や既成概念にとらわれることのない柔軟な新しい発想で事業展開を行い、地域活性化に寄与することに加え、強固な財務基盤のもと安定した経営を行い、お客様の満足を糧に確実に成長していくことを方針とし、なによりもそこに暮らす人たちの幸せを思い描き、理想を具現化し未来を創造する、暮らしそのものを開発する「ライフ・デベロッパー」であり続ける必要があります。住宅開発、商業開発、物流開発、賃貸事業、オフィス開発、ホテル開発、海外事業、企画コンサルティング、施設運営管理、資産運用、海外等出資事業、納骨堂事業といった不動産ビジネスの多面的な展開により、常に事業の最適バランスを見据えた展開を行い、いかなる経済環境にも耐えうる強固な経営基盤を確立する必要があります。また、持続的な成長の実現には組織力を強化していくことも重要課題であると捉え、社員又は社員が持つ知識、技 能、資質等である「人的資本」のさらなる充実が重要であることを認識し、人材育成方針等の策定や教育・研修体系構築、さらには人的資本に係る情報開示等を進めております。「事業戦略」「サステナビリティ経営」の両輪でともに「深化」「進化」を遂げ、当社グループの持続的な成長の好循環を創出し社会への貢献を通して、財務指標だけでは測れない真の企業価値向上を目指してまいります。
具体的な課題としては次のとおりです。
- (1)会社の経営の基本方針
- 当社は、「パーパス」「ビジョン」「行動理念」に基づき、経営の健全性と透明性を高め、長期かつ持続的に企業価値の向上を実現するとともに、永続的に社会に必要とされる企業となるため、コーポレート・ガバナンスの充実と強化は極めて重要な経営課題であると認識しております。
- <パーパス(当社グループが社会に存在する意義、社会にとっての存在価値)>
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「IDEAL to REAL〜理想を具現化し、新しい未来を創造する〜」
地域社会に根差した価値を創造し、そこに暮らす人たちが、誇り、愛し、いつくしむ「街」と「住まい」を。
私たちが創造する価値が、社会にとって果実となり、その結果私たち一人一人が目指す個性的な『自己実現』を。
理想の未来を想い描き、あらゆるステークホルダーにとって唯一無二の存在として「新しい未来」を創造していきます。
ハードの開発だけではなく、そこで暮らす人たちの幸せを想い描き、 暮らしそのものを開発すること。 それこそが、私たちが目指すべきライフ・デベロッパー。 部門の垣根を越えたチームにより、「常識」の先にある、まだ見ぬソリューションを提供することで、「新しい理想の豊かさ」を創造し、人と人、社会と未来をつなぎます。 - <行動理念(ビジョン実現のために取るべき行動)>
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- 1.新たな価値の提供:
情報力、企画力、商品開発力により、不動産が持つ無限の可能性を引き出し、あらゆるお客様に心から満足いただける新たな価値を提供する。 - 2.サステナビリティ経営:
多様な社会課題に的確に対応し、自社と社会がともに持続的に成長していくことを追求する。 - 3.成長と安定:
単に量や規模を追わず、資本とキャッシュの効率を意識した質の高い成長を志向するとともに、あらゆる事業リスクに対応できる強固な財務基盤・事業基盤を構築する。 - 4.経営者意識:
グループ全社員が経営者意識を持ち、意思決定の速い会社であり続けることで、常に先手を取った攻めのできる経営を目指す。 - 5.コンプライアンス:
国内外の法令や社会規範に従い、高いコンプライアンス及びガバナンス意識を持ち、人として正しい行動を取り、ボトムアップの風通しの良い組織形成を行う。 - 6.感謝の心:
社内社外を問わず、常に同僚(他社)を敬い、感謝し、優良な協力関係を維持、構築する。
- 1.新たな価値の提供:
- (2)中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標
- 当社が持続的・長期的成長を続けるための指針・戦略として、2030年度までに当社がありたい姿や目指すべき方向性を定めた「長期ビジョン2030」を策定いたしました。
当社が目指すべき方向性は以下の各項目における「深化」「進化」と捉え、様々な取組みを進めてまいります。 -
- ①事業戦略上の重点テーマ(目指すべき方向性)
≪深化≫
(ア)主力事業のさらなる成長
(イ)中部電力グループとのシナジー効果発揮
(ウ)収益構造のさらなる安定
(エ)資本コストや株価を意識した経営
≪進化≫
(ア)開発事業・ジャンルの多様化
(イ)国内エリア拡大
(ウ)グローバル展開
(エ)新規事業領域への挑戦
(オ)新しいまちづくり・マネジメント
(カ)DXの推進 - ②サステナビリティ経営上の重点テーマ(マテリアリティ/目指すべき方向性)
≪深化≫
(ア)多様な人材の活用
(イ)コンプライアンスの徹底
(ウ)グループ会社を含むガバナンス・リスク管理の強化
≪進化≫
(ア)脱炭素社会の推進
(イ)ウェルビーイングな社会の実現 - ③2030年度指標
経常利益300億円、不動産アセット1兆円
- ①事業戦略上の重点テーマ(目指すべき方向性)
- (3)セグメントごとに応じた事業の安定成長
- 前述の「長期ビジョン2030」で掲げた事業戦略上の重点テーマを達成するためには、各セグメントに応じた戦略立案による安定成長を目指すことが重要です。
住宅分譲事業及び不動産開発事業(旧:不動産販売事業)については、分譲マンション、商業施設開発を中核事業に、物流施設、オフィス、ホテル開発、街を再生させる土地区画整理事業等、マーケット動向を見据えながら多様な開発領域で事業展開しております。
不動産賃貸事業及び資産管理事業(旧:不動産賃貸事業)については、第4次中期経営計画期間中に、ピカソグループ及び四条大宮ビルを子会社しております。後継者不在等の課題を抱え事業承継をお考えの会社様等との協議を通じた市場に出てこないM&A案件についても検討を行い、収益構造の安定化に引き続き注力してまいります。
その他事業(旧:不動産企画仲介コンサル事業等)については、海外等出資事業の本格的な展開を開始しているほか、都市型納骨堂の永代使用権の販売事業行う等、事業領域の幅と質を向上させています。