ESGへの取り組みACTIVITIES

ENVIRONMENT環境

方針

  1. 2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、次世代型まちづくり等、新たな環境価値を創造する。
  2. 環境に最大限配慮した不動産開発や企業活動を推進する。
  3. 環境をキーワードにした新たな事業領域に挑戦し、環境価値と事業価値の創出を行う。

取組み体制

「ESG推進グループ」の「Eチーム」が中心となり、年度目標を設定した上で環境への取組みを推進しています。チームでの活動内容については毎月実施されるESG推進グループの定例会において報告され、責任者の社長室長より取締役会を始めとした経営体制へ反映されています。当社は不動産の総合デベロッパーとして様々な開発事業に取り組んでおり、ESG推進グループと各事業担当部署が連携して環境に配慮した不動産開発・運営管理を推進しております。

環境にやさしい不動産開発

ZEH-Mマンションへの取り組み

レ・ジェイド大倉山

マンションデベロッパーとして、ZEHデベロッパーへの登録(D登録)を行っており、年間1棟を目標に「ZEH -M(マンション)」の導入に取組み、より環境に配慮したマンションづくりの促進を図ります。

※ ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅」です。

  • 2019年度実績1棟
  • 2020年度実績0棟
  • 2021年度実績1棟
  • 2022年度実績1棟
  • 2023年度目標1棟

実績

2019年度実績
レ・ジェイド大倉山

2021年度実績
レ・ジェイド八尾桜ヶ丘

2022年度実績
レ・ジェイド本川越 コエドテラス

株式会社エスコンホーム・エスコンクラフト ZEHビルダー認証取得

エスコンホーム及びエスコンクラフトにおいて、環境に配慮した戸建て住宅の供給と普及を目的に、下記の通り2020年度以降のZEH普及を50%とする目標を策定し、ZEHビルダーの登録が完了※しております。目標達成に向け、環境に配慮した住宅を提供してまいります。

エスコンホーム
  • ZEH普及目標ZEH普及実績
  • 2019年度-0%
  • 2020年度50%2%
  • 2021年度50%6%
  • 2022年度50%5.6%
  • 2025年度50%-
エスコンクラフト
  • ZEH普及目標ZEH普及実績
  • 2019年度-0%
  • 2020年度50%0%
  • 2021年度50%16%
  • 2022年度50%0%
  • 2025年度50%-

※ 経済産業省は2016年度よりZEH支援事業におけるZEHビルダー登録制度を導入しております。当該制度は、自社が受注する住宅のうちZEHが占める割合を2020年度までに50%以上とする事業目標を掲げる工務店やハウスメーカー、建築設計事務所などを対象に公募を行い、目標や普及策の策定等一定の要件を満たした事業者を「ZEHビルダー」として登録するものです。

DBJ Green Building認証の取得

エスコンジャパンリート投資法人(EJR)が保有する以下の地域密着型商業施設が、DBJ Green Building認証を取得しております。
DBJ Green Building認証とは、環境・社会への配慮がなされた不動産(「 Green Building」)を支援するために、2011年4月に日本政策投資銀行(DBJ)が創設した認証制度です。対象物件の環境性能に加えて、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証し、その取り組みを支援しているとされています。
認証を取得している全4物件のうち2物件は当社で開発した物件であり、運営・管理は全4物件ともに当社の子会社であるエスコンプロパティが担っています。

トナリエ大和高田 トナリエ栂・美木多 トナリエ南千里 トナリエ清和台
物件名 トナリエ大和高田 トナリエ栂・美木多 トナリエ南千里 トナリエ清和台
評価 ★★★
非常に優れた「環境・社会へ の配慮」がなされた建物
★★★
非常に優れた「環境・社会へ の配慮」がなされた建物
★★★
非常に優れた「環境・社会へ の配慮」がなされた建物
★★★
非常に優れた「環境・社会へ の配慮」がなされた建物
日本エスコンが開発 × ×
EJRが保有
エスコンプロパティが運営

なお、本制度及び認証物件の詳細等については以下をご参照ください。

DBJ及び一般財団法人日本不動産研究所共同運営サイト:http://igb.jp/

プレスリリース

商業施設『tonarie大和高田』・『tonarie栂・美木多』DBJ Green Building認証取得のお知らせ

商業施設『tonarie 南千里』・『tonarie 清和台』DBJ Green Building 認証取得のお知らせ

CASBEE不動産評価認証の取得

当社が保有する商業施設『トナリエふじみ野(埼玉県ふじみ野市)』について、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構より認定を受けたCASBEE評価認証機関よりCASBEE不動産評価認証の最高ランクである「Sランク」を取得いたしました。CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency/「建築環境総合性能評価システム」)は、建築物の環境性能を評価し格付けするもので、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムです。
CASBEE不動産評価は、CASBEEにおける建物の環境評価の結果を不動産評価に活用することを目的として開発されたものであり、「1. エネルギー・温暖化ガス」、「2. 水」、「3. 資源利用/安全」、「4. 生物多様性/敷地」、「5. 屋内環境」という5分類の評価項目で点数化され、それにより「Sランク」「Aランク」「B+ランク」「Bランク」の4段階の格付けが付与されます。

物件名 評価ランク
トナリエふじみ野
トナリエふじみ野

【Sランク】

なお、本制度及び認証物件の詳細等については以下をご参照ください。

IBEC建築省エネ機構サイト:
http://www.ibec.or.jp/CASBEE/certification/certification.html

当社プレスリリース

その他環境に配慮した設備の導入

当社では、特に高い環境性能を持つZEH-M(マンション)以外の物件においても、環境に配慮しながら丁寧にマンションを創り上げています。

分譲マンション開発においては、最高水準の断熱等性能等級4、劣化等級3の取得を標準としています。加えてLED照明や節水トイレなどの省エネルギー・省資源機器を採用することにより、エネルギー及び資源の有効活用を図っています。

高効率TES (エコジョーズ)

コージェネレーションシステム(エネファーム)

節水トイレ、保温浴槽、LED照明、ペアガラス、防災倉庫など

TCFD提言に基づく情報開示

2022年6月に、TCFD提言への賛同の表明及び、TCFDが提言する情報開示の枠組み(気候変動のリスク・機会に関するガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標)に基づく情報開示を行いました。

今後は今般の開示内容に基づき、持続可能な社会の実現に向け積極的に取組んでまいります。

※TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)は、G20 からの要請を受けて金融安定理事会(FSB)により2015 年に設立されました。気候変動によるリスク・機会が経営に与える財務的影響を評価し「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」について、企業が開示することを推奨しています。

産学連携による共同研究

学校法人東京理科大学との共同研究

当社は、建築環境工学に力を入れている東京理科大学 高瀬幸造研究室との共同研究を進めており、環境に配慮した共同住宅の開発による、環境負荷の軽減と持続可能な社会の実現を目指し取り組んでいます。

研究テーマ:「熱」・「省エネルギー」・「快適性」・「地球環境」

【東京理科大学 高瀬幸造研究室】

建築環境工学分野を専門として熱環境、省エネルギー、サステナブルデザインといった領域を取り扱っています。2017年には第7回サステナブル住宅賞を受賞するなど、数多くの受賞経歴があります。

※ サステナブル住宅とは、「地球温暖化の原因となる石油エネルギーを使わず、太陽熱や風力などの自然のクリーンエネルギーを生かした住宅」です。

地域の環境改善

自然豊かな戸建分譲

Park JADE 杉並和泉

Park JADE 杉並和泉は、緑を配置した緩やかな境界を作ることで、境界線をあえて曖昧化し、連続間のある空間を生み出す「路庭」を特徴とします。限られたスペースの中でも自然を感じられ、また、住民同士の自然なコミュニケーションを促進することでコミュニティを醸成するとともに子供たちの感性を高める情操教育の効果をもたらします。

太陽光発電によって神田川の地下水を汲み上げ、路庭に沿って水を通すことでせせらぎを作り、手押しポンプも設置することで災害時などの緊急の際には生活用水を確保できる機能を有しています。

子供たちは日頃から緑や水、太陽光エネルギーなどに身近に触れることで自然や環境が持つ力を学ぶことができ、創造性を高める住環境です。

Park JADE 杉並和泉は、2016年に第10回キッズデザイン賞を受賞しております。

地域と寄り添う分譲マンション

レ・シェイド高槻

レ・シェイド高槻は、地域の方にも愛される都市空間の形成を目指し、近隣住民の方々と意見交換を重ね、この場所に必要な外部空間の在り方を模索し創り上げました。

その結果、「地域に潤いを与える開かれた緑空間の創出」と「安全な歩行者空間の形成」の双方を両立する分譲マンションの外部空間の形成が可能となりました。「地域に潤いを与える開かれた緑空間の創出」については、大規模な緑を交差部分に設け、街行く人々に潤いを与えるオアシスとして、都市の良好な景観形成に寄与しています。「安全な歩行者空間の形成」については、元々接道する歩道が狭く、敷地北西角の交差点は交通事故が多発するポイントでしたが、接道する歩道に沿って敷地内に歩道状空地を形成することで、既存の歩道部分を自転車が通行し、歩行者が自然と歩道状空地を通行し安全が確保されています。

2019年に第1回高槻市景観賞に入賞しております。

エコをテーマとするリノベーション

レ・ジェイド ビオ 幕張本郷

環境に配慮した“エコ”をテーマとする事業の推進が求められる現代において「スクラップ&ビルド」ではなく既存の建物を活用することにより、廃材の発生抑制や材料の節約ができるリノベーション事業に取り組んでいます。

環境に配慮した物流開発

ロジトレス東条

ロジトレス東条は、「CASBEE 建築物環境性能評価」Aランクを認証しております。

加えて、同物件は当社初の太陽光発電事業を取り入れており環境に配慮しております。

※ CASBEE®(キャスビー)は、建築物や街区、都市などに係わる環境性能を様々な視点から総合的に評価するためのツールであり、現在、国内の建設事業者や設計事務所、建物所有者、不動産投資機関などにおいて広く活用されています。また一部の地方公共団体では届出制度としての活用が進んでいます。

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