Project story

03

レ・ジェイド浦和

人々と時代が求めた、街の新たな本流を。

日本エスコンのものづくりは
既存のルールに縛られず、
常に理想と次代の形を具現化する。
それはまるでまちづくりに
新たな流れを創るように。

Members

陸川 愛永Rikukawa Manae
開発事業本部 首都圏開発1部 スタッフ
2019年度入社

First

#01
他社を寄せ付けない
意思決定のスピードが光った入札。

浦和に空いた一つの土地。そこは、都心へのアクセス利便が優れているだけでなく、商業施設が中心のJR「浦和」駅西口側とは異なる、東口から徒歩4分の閑静な立地。第1種住居地域が交わるエリアだ。好立地ではあるものの、入札までの期間は約2週間。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大により、新たな生活様式が世の中に広がり始めてまだ日が浅い時期。競合企業の意思決定が遅れることもある中、不動産業界の中でも常に前を向き続ける日本エスコンにとって、この土地は自分たちのものづくりの姿勢を示せる舞台。プロジェクトの担当メンバーとなったのは、当時新卒入社1年目の陸川。「生まれ育った思い出深い地元。私に任せて欲しい」という熱い想いのもと、短いスパンの中で他社を寄せ付けないスピードで応札を実現。『レ・ジェイド』シリーズとして埼玉県初の展開という、日本エスコンにおける分譲マンション事業の成長を担ったプロジェクトが動き出す。

Research

浦和に秘められたポテンシャル。
それは、文教都市という魅力。

埼玉県で初めての『レ・ジェイド』。果たして浦和という地に適しているか。当時入社1年目の社員だった陸川だが、すでにそれを見抜いていた。彼女はまさに、浦和の住民。短期間で地域を紐解く情報を、広く・深く調べ上げることに抵抗はない。地元だからこそ肌感覚で理解できることも多く、「浦和には全国有数の名門校があって、有名大学への進学も強いんですよ」とリサーチを牽引した。教育にかける金額は全国の主要都市の中でも高く、移住者も年々増加している文教都市である浦和。それに加え、『浦和宿』と言われていた歴史があり、旅人の往来がある商業的に栄えていた場所でもある。周辺にお住まいの住民や地域の雰囲気、歴史・背景や今後の発展、さらにはその土地ならではの魅力に、1年目社員が着目して、プロジェクトを推進させた。

Second

#02
浦和という価値を、
新たに住む人々に向けて。

土地の仕入れ担当だった陸川は、企画フェーズでもその想像力を発揮する。「浦和駅東口側は西口側の商業的な賑やかさとは対になる、静けさと重きのある良質な住環境です。それに、ターゲットは子どもの未来を見据え、教育を大事にするファミリー層。浦和駅から徒歩4分にありながら、名門校へも通いやすい側面も兼ね備えたこの場所は、まさにとっておきの立地なんですよ」。陸川はプロジェクトの推進に奔走しつつ、開発・建築・販売が『三位一体』となったプロジェクトメンバーとともに、新たな生活様式が今後の当たり前になることを想定したアイデアから、コンセプトを『LONG LIFE DESIGN primitive & standard 美しく年を重ねる住まい』に策定。役職・年齢にとらわれず、誰もがフラットな関係性でプロジェクトに挑める日本エスコンだからこその、時代の変化を見据え、「経年美化」の精神を取り入れた、浦和にしかない価値を定めた。

Decision

時代の変化と変わらぬ歴史を
アイデアと意匠に。

『レ・ジェイド浦和』の企画においてプロジェクトチームが特に注力したのは、住民のみならず来訪客も『レ・ジェイド』の真髄を感じられる、エントランス部からの共用スペース部分。『2つ目の自宅』として活用いただけるよう、リモートワークスペースに一つの工夫を設けたのだ。「新型コロナウイルス感染症拡大を機に、手洗いや消毒、自宅勤務って当たり前になりつつありますよね。であれば、その未来を見越して、WCと洗面カウンターを設けよう」。前例にとらわれない日本エスコンにとって、これまでにないアイデアを、フレッシュかつ斬新な視点で実現することが常にプロジェクトメンバーに求められる。時代の変化を捉えたこの企画は、まさにこのプロジェクトの肝になった。そして、物件周辺の調査資料をもとに、入り口には宿場街の面影を感じさせる、銀イブシのタイルを採用した鎧張りに仕上げ、時を経て美しさが増すエントランスが考案された。ただ新しさを追求するのではなく、時を重ねるほどに美しくなるよう採用された素材が織りなす、経年美化を意匠に落とし込まれたのだ。

Third

#02
人々が真に求める、
新たな理想の実現。

「やり方に縛られず、ただ良いものを追求しましょう」。プロジェクトメンバーの理想は専有部においても各所で追求された。床は温かみを感じられるだけでなく、経年美化する無垢板を。居室にはウイルス対策にも推奨されている珪藻土を加工したものをセレクトできるよう採用。住戸数を考慮して天井高2.3mに抑えつつも、梁のおさまりにこだわることで、奥行きを感じさせる住空間を実現した。多種多様な自然素材をふんだんに用いて、時を重ねるごとに味が出てくる暮らしは、ターゲットが求める理想、さらには『レ・ジェイド』の思想そのもの。「事業性だけでなくもここに暮らす人たちの理想を叶えたい」。陸川のそのスタンスがプロジェクトメンバーによって、『レ・ジェイド浦和』という一つの形を創造した。

Construction

まちづくりを見据えた、
「浦和の本流」という価値。

地域の歴史を踏まえ、時代の変化をいち早く取り入れた、一つひとつのこだわりが光る共用スペース。五感に優しい呼吸する家を目指して、健康的で快適な暮らしを叶えた住空間。『レ・ジェイド浦和』の根底にあるものは、浦和という街における、変わりゆく暮らしと変わらぬ歴史。そして、土地勘を活かし、アイデアを振り絞って、浦和を想い続けた陸川の熱意だ。「プロジェクトメンバーだけでなく、他関係者も交えて街歩きをしたり、企画を出し合ったりと、全員が同じ方向を向いて走ることができたから生み出せた。そう、思います」と笑みをこぼす。新たに創り出す暮らしそのものが、未来のスタンダードとなることを見据え、すべてのプロセスに陸川の想いを注ぎ、『浦和の本流』という価値を打ち出した『レ・ジェイド浦和』は早期契約完売を達成。浦和駅東口というブランドと今後のまちづくりに大きな貢献を果たした。

After story

日本エスコンの流れに、
新たな潮流を。

『レ・ジェイド浦和』は、私が初めて仕入れの段階から携わったプロジェクト。リーダーと密に連携を取りつつも、自分と各担当者との知識量の違いに痛感したのを覚えています。ただ、日本エスコンのものづくりに触れることができたのは大きな経験でした。共用スペースの洗面カウンターのアイデアを発想するに至った時は、会社にとって新しいアイデアでしたが、皆が「それはあるべきだね」と賛同するだけでなく、新しい流れを創ろうという意識でチームが動き出したのを鮮明に覚えています。また、プロジェクト参画当時は販売や建築の担当者も入社されて間もない方でしたが、自由にアイデアを出し合って進行させてもらえたのは、強い意識を持って実現へと突き進める日本エスコンならではだと思います。私自身も成長を通じて、不動産業界と日本エスコンに新たな流れを生み出せるよう、これからも突き進んでいきます。

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